「投資バカ」につける薬

「投資バカ」につける薬 人気ランキング : 6563位
定価 : \1,575
販売元 : 講談社
発売日 : 2006/04/21
発送可能時期 : 通常24時間以内に発送
価格 : \1,575

これを読めば、あなたはもうだまされない!

「だったら、なぜ自分で投資しないのですか?」

投資の「常識」といわれることや、金融機関の巧みなセールストークに潜む嘘に、だまされないための知恵が詰まった本。

今まで銀行預金や郵便貯金でしか、資産を持っていなかったような方がいざ投資をするとなると、銀行などの巧みなセールストークや、マネー雑誌がスポンサーである金融機関のために書いている記事などを疑うことなく信じてしまいますが、本書を読めばそれがいかに有利な資産運用に反することであるかが分かります。

それぞれのセールストークへの反論は、しっかりした現代金融学に基づいたものですので、これを言われたセールスマンは再反論は難しいことでしょう。(ただし、セールスマンの方も、別にだまそうとしている訳ではなく、素朴に無知であったり、正しいと信じているだけであったりするので、キョトンとするだけかもしれませんが)

ただし、この反論の裏にある理屈は、ある程度基礎的な投資の基本概念を知らないと理解するのは難しいかも知れません。

著者は高コストのものは、期待利益の大小を問わず全否定しています。そしてコストの安い「個人向け国債+日本株」での運用を薦めています。ただ、単位株が残っている日本の現状を考えると、日本株の個別株のポートフォリオで十分に分散の効いたものを個人で作ろうと思っても、それなりの資産がないと厳しいかもしれません。

また、意識的なのか分かりませんが、外国株式についての記載がありません。日本国債デフォルトのリスクは少ないかも知れませんが、日本経済の成長が、他の国の成長を下回るリスクは大いにあります。これへの対策が特に触れられていないのが気になります。為替についてはリスクをとっても期待リターンがゼロであることは理解できますが、さまざまな国への分散投資によるリスクの低減と期待リターンの増大についても、触れるべきと思います。(海外投資については、橘玲さんの著作がおすすめです。)

ただ、全体的には非常に勉強になる本。これを読めばもう簡単にはだまされないことでしょう。また、証券会社サイドにいながら、これだけバッサリと金融商品を批判した本を出す勇気には拍手です。

大筋ではその通りだが

 今,ザっと一読したところ.確かにいい事を書いておられますが多少疑問もあります.
投信,特に分配型投信がいかにに馬鹿げているかは真実.生命保険への記述はグッド.
最悪の民間の生保で皆どれだけ大損をしているか,痛快である.で,お薦めの商品は
「日本株の個別投資」と「個人国債」となるそうです.長年,株式投資をやった経験
では株で儲け続ける,最終的にプラスとするのは至難である.安易に株式投資を薦め
ないで欲しい(商売柄仕方ないが).個人国債もタコが自分の足を食っているような金融
商品で僅かな利息(日本に高金利や長期金利の暴騰が起きることはない)をそんなに喜
ぶのもおかしい.「自分だけは別」という錯覚に依存しているのが個人国債だ.
 全体として内容自体は当然悪くない.が,なぜか記述にイマイチ精彩がない.
週刊ダイヤモンドの2006年12月2日号の「投資信託の罠」ほどの魅力はないと
正直感じた.

ぼったくり金融商品への警告書

すごいですよ、この本。
今ある金融商品をほぼ全否定している。
保険商品も投資信託もみなぼったくり。
こんなに高い手数料とられてはまともな資産運用はできないと、
金融商品の儲けの構造を解き明かし、
金融機関のセールストークのおかしなレトリックを、見事に論破している。

これだけ本音を書けるのはすごいんですよ。
というのはね、エコノミストも評論家もファイナンシャルプランナーも、
みんな今、金融機関の片棒担ぎをして、金儲けしているから、
現金融商品を否定したくても誰も否定できないわけですよ。
しかしこの人、ほぼ全否定している。
これはすごい勇気ある発言。

金融機関が「これが儲かるからぜひ」と勧められたら、
「なぜあなたは儲かるのに買わないのか?」と聞いたらいいという一言が、
すべてを物語っている。
金融機関は手数料で大儲けしている。
その金融商品のパフォーマンスがどうなろうが関係ないわけです。

特に団塊世代は、金融機関からこの本に出てくるような、
さまざまなセールストークで愚かな資産運用をして、
引っかかってしまっているに違いない。
ぜひこの本、読んでみてください。
いかに今の金融商品がぼったくりであるかが明確にわかります。

ただこの本の著者は「だから、国債と個別銘柄の株式投資をするべきだ」というのが、
結論らしいが、それはちょっとどうかと思うけど。

投資商品の裏を暴き、最も合理的な資金運用の手段を訓示する

1996年?2001年に実施された金融ビッグバンの影響で、世間には外貨預金や投資信託などといったように、「さまざまな種類の投資商品」が金融機関から販売されるようになりました。しかし、その裏には「金融機関の利益追求主義」が存在していて、投資家が無知であると、それらに金を貢ぐようになってしまうということを、個々商品別に鋭く指摘しており、資産運用の手段を考える上では大変ためになりました。

全般的には「投資家が騙されないようにするための知識を身につける」という観点からも、きわめて有用な本だと感じます。証券関係者がこのような本を記したというだけでも、十分意義のあることでしょう。

買って良かった

保険会社に毎月高額の支払いをするより、それを貯めた方がいいのではないか、
とは以前から思っていました。しかし私は専門化でもないし、世間の常識の方が
正しいのだろうなと思っていましたが、この本のおかげで自分の考え(直感?)が
正しかったのだと分かりました。こういう事を堂々と言えるのはやはり元山一證券
という経験がそうさせるのでしょう。

また証券会社は手数料から稼いでいるという当然の事もこの本で改めて
認識しました。言われてみればそうですね。投資をやっていると勝ち負けの
事しか頭にありませんが、証券会社にとっては手数料の方が大事のはず。

その道の専門化が素人にも分かりやすく解説しています。お薦めです。