投資苑2 トレーディングルームにようこそ
![]() |
長いのが欠点。 |
時間のある方にのお勧めします。
働いている方には厳しい長さです。僕は学生の身分で1ヶ月掛かりました。
全般的なことが書かれており総合指南書の様相を呈しています。
一番初めに投資について読むとしたら妥当だと思います。色々概観しているので。
ただ、ある程度全般的に分かった後では、ちょっと噛み足りない味ではあります。
![]() |
筋道を通すべし |
前半では、フラクタルの紹介があって相場の新しい見方(カオス系からのアプローチ)が紹介されるかと期待させるのですが、中盤以降は線形性に基づいた従来の相場指標(MACD MA等々)が紹介されます。この点については混乱しており、お奨め出来ません。
当該混乱を中和する形で、トレーダーの心理を解説した記述は筆者の専門が精神分析だけあって読み物としては面白いし、「相場に対する甘い考え」は敗者への道であることを繰り返し説明する態度は医師としての良心を感じます。
ただし、最も違和感を覚えるのは、個人投資家にとってデリバティブズ(先物を含む)をどう取り扱うかです。実需をかかえたホールセラー(銀行・証券会社)がリスクヘッジのために先物相場を利用していることを筆者は指摘しています。
その一方、デリバティブズでカモにされる個人投資家を例に出して、デリバティブズを個人のリスクヘッジの場として活用することを教えない(結果として隠している)点はフェアではないでしょう。
筆者のリスクマネジメントの基本は逆指値によるロスカットなのですが、値上がりした株の利益をつないで、利益を伸ばしていく手法がなければ、筆者が軽蔑するデイトレーダーと大して変わりないかと思います。
![]() |
デイトレにもオプションにも言及してる。ウイットに富んでいて思わずニヤリ! |
邦訳がうまいのもあるのでしょうか、
風刺やウイットの富んだ文章にぐいぐい引き付けられる
ものがあります。
デイトレに関して
かなり厳しい意見を述べているところ印象にのこりました。
為替取引きは寝ている間に動いたらどうするんだ!
と警告。
オプションの買い取引にも売り取引にも
それぞれ警告を発しております。
少々お値段高いですが投資を始めたら
1回の取引で得られる金額ですのでぜひ
参考に一読されることおすすめします。
![]() |
投資苑2 |
原著のスタイルを重視した優れた翻訳だと思いました。
渡米する前に前著の「投資苑」も読んだのですが、翻訳の文体がばらばらで意味不明の箇所もあり不満が残りました。「投資苑2」は、米国にいたときに原書で読み帰国後に和訳を読みました。おかげで細部まで理解することができました。
本書は投資家の心理や弱点を徹底して明かした上で具体的な処方箋を示した説得力のある著作です。
さっそく、実践に生かすつもりです。
![]() |
内容は良い。しかし・・・ |
高校生の英文和訳を読まされているみたい。
そんな文体です。
前作と訳者が替わっているんですね。
もっと推敲を重ねてから出版して欲しかったと
心から悔やまれる限りです。




