ウォールストリート投資銀行残酷日記―サルになれなかった僕たち

ウォールストリート投資銀行残酷日記―サルになれなかった僕たち 人気ランキング : 55223位
定価 : \1,974
販売元 : 主婦の友社
発売日 : 2001/04/01
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本書は、アメリカのビジネスエリートの代名詞でもあるアイビーリーグでMBAを取得し、ビジネス界での成功の野望を引っさげて、一流投資銀行ドナルドソン・ラフキン・ジェンレットに入社した2人の著者が、やがてその現状に失望して、会社を辞めるまでのドタバタ劇を描いたものである。

実力主義が生む、日本の会社以上に厳しいヒエラルキー、顧客へのプレゼンテーション用資料作りに対する飽くなき執念…。いかに投資家を魅了する(騙す)べく数字を作りあげる(捏造する)かに始まり、その資料のフォント、アンダーライン、紙質などの体裁まで、すべてが上司の気まぐれによって決められる。デッドラインの直前まで二転三転し、結果として著者たち下っ端は徹夜でのたうちまわることとなるのである。

おしむらくは、こうした著者たちが苦悩のなかでまき散らす数々の愚行・スラングが英語で併記されていないこと。それがあれば、もっと外資系を志す人たちへの指南書たりえたかもしれない。(杉 良介)

参考になるようなならないような…

米国の投資銀行の最も過酷な部分を極端に書いてあるんじゃないかと思いました。日本の外資系投資銀行に勤める場合にもこの本と同じ事が起こるのかどうかは疑問。日本の文化だとここまで極端なことは起こっていない気もします。ただ読み物としては非常に面白かったです。実際外資で働かれている方でも読んでいる人はたくさんいるようです。

内容薄く、愚痴の嵐

投資銀行に勤務する知り合い筋からは、これに似たような話も聞くし、実際は違うよという話も聞く。どんな仕事だって、それをこなす個人によって評価は代わってくるもんだ。

この本は、「外資系」「投資銀行」「エリート」「高給取り」という言葉でしばしば飾られる仕事の実情を表しているのかもしれない。しかし、記述内容には著者の怒りやスラング、(洋書にありがちな)どうでもいい例え表現が多すぎて、実際の内容は殆ど無いに等しい。残念ながら、内容の薄さと愚痴の嵐に辟易とせざるを得ない。

結構近いかも・・・

友人が最近この本に出てくる主人公と同じ事をやる人と、まさにこの本に書いてある仕事をした。直接会社の中まで入っていったわけではないが、長い時間をともに仕事した結果、殆どそのままのようでした。昔読んだこの本を再度読み直し、本で言っている状況とリアルタイムに現状を照らしていました。どうでもいい訂正文章、高い給与。まさに同様の状況…。
また、本の表現は汚いといわれるが、それだけ怒りと素直な反骨の気持ちがこもっているからだろう。人に訴える時に感情的にならないで淡々と書いても雰囲気が出ないと思うので(綺麗な歌詞のパンクは嫌だ)。
現実と本と両方見て、今まで面白くも無い学校の勉強にひたすら耐えてきた人達が、また面白いと思っていない事をものすごくやらされて、また耐えて…、考えさせられる一冊でした。結局、自分の成長は意味無い事に耐える能力だけがついたのじゃないか?って思ったら、それはとても恐ろしい気がする。

高給取りの奴隷生活

超一流ビジネススクールを卒業したエリートである2人の著者が、ジャンクボンド販売に強みを持つ投資銀行・DLJに入行。
カネの力に溺れ、理不尽な上司にこづき回され、傍目には意味のない仕事に週100時間労働を強いられ、上司からは人間性を否定され奴隷扱いされ、印刷係にもおべっかを使い、おだてられ、脅され、ぼろぼろになって退職するまでの物語。

サラリーマンなら誰しもが経験するような出来事の数々。ただし、投資銀行となるとスケールが違う。年俸も労働時間も奴隷度合いも一ケタ大きいです。

入行2年目で年収20万ドル。苦行に耐えて出世すれば倍々ゲームで増えていく年収。カネをとるかか人間らしい生活をとるか?究極の選択ですね。

外資系の金融機関に興味のある方は読んでみると面白いです。

投資銀行を巡る青春の1ページ

〜高収入のエリートであるはずの投資銀行員の実態をえぐる本。エリートの集まりであるはずの投資銀行は奇人変人の集団だった。
いわゆる暴露本にありがちな暗さは全くなく、青春小説のような明るさを持ってその奇妙な毎日が語られる。最終的には耐えられなくなって飛び出した作者たちではあるが、内部にいるときはつらいながらもそれなりに楽しんでいることが〜〜わかる。
惜しむらくはこれが日本語に訳されたものであるということ。原書で読めるほどの英語力があればスラングなども含めもっともっと楽しめるだろう。〜